NEO。中国版イーサリアムと噂だけど、どうなの?
こんばんは。今日は中国版イーサリアムであるNEOをご紹介します。イーサリアムのスマートコントラクトを実装する予定なので、中国版イーサリアムと呼ばれているわけです。
イーサリアムと同じプラットフォーム型なのですが、明確に違う点がいくつかあります。
まずは、NEOは多くのプログラミング言語に対応しているので、たくさんの人が開発に関われるという点です。Java、python、Cなど一般的な言語で開発できるので、開発が進みやすいですね。
イーサリアムはその点、独自言語を使っているので参入障壁が高いです。開発者のvitalikにもし何かがあれば、正直少し怖いです。
そして、処理速度が異常に早い。ビットコインの優に100倍以上。1秒間に1000取引できます。ちなみにBTCは1秒間に7取引。
国際送金が主なXRPと同等の速度ですね。将来的にはもっと早くなり、VISAと同等以上になるようです。
また、NEOはあらゆるアルトコインの機能を同様に実装可能です。例えば、オーガーの予想市場や、先程も書いたイーサリアムのスマートコントラクト。更には、DEX(分散型取引所)も実装可能です。
中国版万能アルトコインなのが、NEOですね。中国だけあって他の通貨の特徴をパク…いや、模倣するのが得意ですね。
中国はアリババやwechatなど電子決済がほとんどですし、中国政府が余計な規制をしなければ使用されていく土台はあります。前述のアリババは中国版アマゾンと言われたり、中国版Facebookのテンセントなんかも非常に勢いがあります。
つまり、中国独自の文化が根付きやすいんですね。また、政府が規制すると先程書いていましたが、自国の企業やプロダクトを尊重する傾向にあるので個人的には大丈夫だと思います。輸入されたものは基本的に厳しいです。
中国だけでも10億人と凄まじく大きな市場なので、中国だけでNEOが使われていくとしても相当の規模になるでしょう。
ここまで主要通貨の良いとこ取りな、メリットばかり書いてきましたが、懸念点もあります。NEOは発行枚数か1億枚に限られているのですが、そのうちの半分をNEO協議会が占めています。NEO協議会がそれを売りに出せば、暴落は避けられません。
また、個人的な不安を言えば、ADAなんかもそうですが、あまりに万能すぎる見通しの通貨は少し怪しく感じますね。
まぁADAと比べれば、さすがにNEOは全然マシですが。
NEOをプラットフォームとしたICOも増えていますので、これからに期待が持てる通貨です。日本の取引所での扱いは無く、Binanceで取引できます。